一隅を照らす

今は収穫、選果、出荷と完全一人体制で仕事をしています。直売所も閉めて大量出荷する段階は終わりアルバイトの方々もお休みです。

ひとり作業をしているときに、ラジオを聞いたり音楽を聴いたりしています。今日はYouTubeで過去の安住紳一郎の日曜天国を聴いていました。

そしたらリアルに泣いてしまいました。目の見えない少女がラジオを楽しみに点字のお便りをしてきた話です。同封された母親のお手紙に感極まって、こちらも涙してしまいました。

何のために誰のために仕事をしているのか。時には見えなくなる時もあるけど、自分の仕事が誰かの心の支えや生き甲斐になっていることもある。実際に目の当たりにするとグッとくるものがあります。

ラジオの話が自分のことのように感じられてしまいました。直接お客さんに送るぶどうはもちろんのこと、農協から市場を経由して誰ともわからない誰かに届くとしても、同じようにぶどう農家として恥じることのない仕事をしたいものだと強く思いました。

明日か明後日が最後の収穫です。

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